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気象系大宮が腐ってて18禁です。
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前話はこちら→「10.趣味は釣り」



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Side N



オレがここまで焦るのは、もしこれで収録に間に合わなかったら、今後仕事以外でリーダーと二人で会っちゃダメとか楽屋から出ちゃダメとか言われて、オレたちに監視の目が付いちゃうかも知れないことが怖いからなの。
だから、早く謎を解いてこの部屋を出て、何事もなかったかのように戻りたいのよ。

我慢しきれないで倉庫の片隅まで来てそんなことしてたオレたちが悪かったっちゃ悪かったんだけどさ。
そんなこと分かりきってはいるんだけど、それだけリーダーのことが好きなんだもん。しょうがないじゃん。

***

鍵のかかった白いドアがこれ見よがしに正面に存在している以上、この鍵はきっとこの赤いドアのではないって心では思ってる。
じゃなかったら、リーダーが発見した泳ぐ魚の法則が意味をなさなくなる。
でも念のため。
開けてみてこれで開くのなら、もうこれ以上謎解きをする必要はなくなる。

だけど案の定、この鍵で赤いドアは開かなかった。
でもそんなことぐらいで肩を落としている暇はない。
現にリーダーは、表情一つ変えずにオレの手から鍵を奪って白いドアに向かってる。
白いドアの鍵穴に吸い込まれるようにして刺さった鍵は、リーダーが回すと音も立てずにそのロックを解除した。
「やっぱこっちか。」
独り言のように言ってリーダーは、警戒もせずに白いドアを開ける。
「ちょっ!と、リーダー!」
「ん?なに、どした?」
オレが急に大きな声を出したから、それでやっとリーダーは振り返った。
優しい顔で、優しい声で。
「そんないきなり開けたりして、大丈夫?」
オレは恐る恐るリーダーの肩越しに白いドアの向こうを伺いながら、不安を打ち消す温もりにくっついた。
「大丈夫だよ、ほら。」
囁くように言ってリーダーは、後ろから彼のお腹に回したオレの手をそっと握り、促すように半身を開いてドアの先を見せた。

白いドアの先に広がっていたのは、普通のキッチンだった。
右手側の壁に沿ってシステムキッチンと冷蔵庫があり、正面の壁には食器棚。
左手側の壁にもドアが二つある。でもそのドアには鍵穴はなくて、普通の家だったらトイレとかに使われてそうなドアだ。
ということは、もう一つは洗面所か?
手前のドアは一枚引き戸になっている。そっと開けてみると、正面に洗面台が見えた。
やっぱこっちは洗面所か。
「いちお、棚とか覗いとくか。」
「うん。」

もしもこのゲームが、本当に番組とかで用意されたものだったら、楽しんでできただろうね。
でも多分、これは番組じゃないんじゃないかとオレは思ってる。
どっきりだとしたら、あまりにもカメラもマイクも巧妙に隠されすぎ。
昔やってたオレたちの冠番組でオレもどっきりを仕掛ける側に回ったことがあるから分かるけど、ああいうのって本気で隠し撮りしてる訳じゃないから、バレたらバレた時のことなのよ。
真実をカメラに収めることよりもリアクションだったり表情だったりが欲しい訳だから、『隠す』と『撮る』のバランスが難しくて、だからオレは結構簡単に見破っちゃう。
なのに、この部屋に入ってから今までそう言った機材を、それっぽいものも含めて見つけてないし、撮られてる気配も感じない。
だけど、撮られてないって断言するのも不安。
つまり何が言いたいかって言うと、撮られているのかいないのか、それが分からなくて落ち着かないってこと。

だって・・・
身体がさ。求めるのよ、この人を。
負の感情を抱いてる時は特に。ほんの少しでいいからこの人のどこかに触れて、体温を感じたくなる。
昔からそう。と言っても、デビューする前はそうでもなくて・・・。
デビューしてからかな。何て言うか・・・この人なしではいられなくなっちゃったのはさ。
それなのに、どこからか撮られているかも知れないこの状況の中で、不用意なことを言わない方がいいって最初に言ったのはオレだけど、触れたくて仕方ないのはきっと不安だから。

それで結局、こっちの部屋に来てからはオレはずっとリーダーにくっついていた。
「大丈夫?」
ってリーダーに聞かれて、下手なこと言わないように首だけで頷いて。
それに対してリーダーは、にっと笑ってオレの髪をくしゃくしゃっと撫でた。

二人で洗面所、風呂場、トイレを見て回る。
なんか、内覧でもしてるみたい。って思った。
いつか、こうやって二人で暮らす部屋を見て回る日が来るのかな。
今は無理でも、オレたちが先輩たちの歳くらいになったら、それもアリかも知れないな。

それにしてもこっちの部屋も、不完全な物ばかりで違和感とイライラが募っていく。
お湯の出ない風呂、トイレットペーパーのないトイレ、蛇口のないシンクの水道。
「風呂入りたかったな。」
って、どこまでも呑気に言ったリーダーの言葉に救われる。
「・・・そうですね。」
「今日は、巻いて帰るぞ。」
「・・・はい。」

あは。どういう意味か、分かっちゃった。
俯いて、照れ隠しに何気なく開けた台所の引き出し。
その奥から、何かがコロコロと手前に転がって来た。
見覚えのある形。さっき同じのの色違いをこの目で見たぞ。
「水道の蛇口!」
転がって来た勢いのまま受け止めて、蛇口の溝に合わせてはめ込む。
そしてそれを左に捻ると、水が迸り出てきた。
「やった!・・・けど、これ何に使うのかな。」
「飲めるかどうかも分かんないね。」
「ん・・・喉乾いた・・・」

この部屋に入ってから何も口にしていない。
お腹は減ってないけど、確かに喉は渇きを訴えている。
「あ、冷蔵庫あったよね。」
オレたちはシステムキッチンの並びにある冷蔵庫に目を向ける。前面の扉と一体化している取っ手じゃなくて、スイッチみたいになってるやつだ。
リーダーがそれに手を伸ばして軽く押すと、扉にパネルが現れた。


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2015.07.31 Fri l 大宮 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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