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当サイトへお越しの皆様、こんばんはm(__)m

まだまだ寒い毎日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

実温は寒いですが当サイトの小説は昨年のハワイを引きずっております
大宮です!

気象系大宮ナマモノが腐ってて18禁ですので、なんのこっちゃ分からんという方や
そういうのが苦手な方にはご入室をお勧めいたしません。

知ってる!大丈夫!むしろ好物!
という方のみ、お進み頂きますよう、お願い申し上げますm(__)m
前回のお話はこちら→夢のつづき 2
大宮の他のお話はこちら→気象系


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Side N



ベッドに入ってからどれくらい経ったのかな。
ふと、部屋の中に人の気配がするような気がして、目が覚めた。

普段の眠りは浅い方じゃないとは思うけど、場所が違うし外国だから、もしかして気持ちが張ってるのかも知れない。
日本からのスタッフさんも大勢いるし、セキュリティは万全だ。あの人にこの部屋のカードキーを一枚預けてはいるけど、今日までにそれを使われたことはない。

だから気のせいだと思うことにして寝返りを打った時。

「ニノ?起きてるの?」

と暗闇から聞き慣れた声が聞こえて来た。
夢かな?って一瞬思って、二、三度瞬きをして目を凝らす。
うっすら開いたカーテンの隙間から零れる月の灯りに、見慣れたシルエットが照らされて浮かび上がった。

夢じゃない。ホントにリーダーだ・・・。

ホントは、嬉しくて飛び起きたかった。
抱きついてキスして、「なんでもっと早く帰って来てくれなかったんだよ!」って言いたかった。

でも、できない。
オレには、そんな風にオレが寝ている部屋にリーダーがいることが、まるで当たり前かのように大きなあくびをしながらヘッドボードの灯りを付けて
「ヒトの枕元で夜中にコソコソするから・・・不審者かと思って起きちゃったよ・・・」
なんて目をこすって誤魔化すのが精一杯。

そんなことには当然ながらまったく気づかず、リーダーは
「ごめんな、カズ。寂しかった?」
言いながらベッドの端に腰かけて、オレの髪を梳くように撫でる。

「寂しくなんかないよ。毎日会ってるのに。」
そう言っても、リーダーはオレの口から出る言葉には反応しない。
「おれも寂しかったよ。」
って、オレの髪を撫でる手つきと同じくらい優しい眼差しを、上から降り注いでくれる。

「ワタシは寂しくなんかなかったって。」

『この人には素直なとこ一番見せてきた』なんて嘘じゃない?って思った?

寂しくなかったって言いながらオレは、その、大きくて骨ばってて、長い指が綺麗なリーダーの手首を掴んで掌に頬をすり寄せる。

これがオレの、『寂しかったよ』っていう気持ちの表現。
『素直じゃないな』
なんて、言葉ではもうこの人は言わないのよ。オレが素直じゃないのはこの人が一番よく知ってるし、もう今更素直になんてなれないしなるつもりもないことも、一番よく知ってる。

だから、言葉じゃなくて態度を聞きとって
「可愛いな、カズは。」
って、ついばむような優しいキスを唇に落としてくれるこの人が大好きなんだ。

「酒くさーい。」
「酒飲んできたもん。」
「また泣いたんでしょ。」
「ふふ、うん。お前も来ればよかったのに。」
「イヤだよ。酒飲んじゃぁ『嵐でよかった、嵐が好きだ』って泣くおっさんたち見ながら飲んで何が面白いのよ。」
「ははは。シャワー浴びてくる。」
「ん。」

また一つ、今度は額にキスをしてリーダーは浴室へ向かった。
寝返りを打つと、背後からお湯を流す雨みたいな音が聞こえて来て、オレはそれを聞きながらまた少しまどろんだ。

本当は、オレが家にいる時にリーダーが当然のように『ただいま』って仕事から帰ってきたり、オレが帰ると自分ちみたいにくつろいでリビングにいたりする時、嬉しくて胸が高鳴る。
オレの所に来てくれたんだ、って、泣きたいような気持ちになる。

でもそれを見せるのはハズカシイから。

その気持ちをぐっと抑え込んで、そんなこといつものことで当然って全然動じてない顔して、リーダーが抱きしめてくれるのを待ってる、こんな時間は嫌いじゃない。

我ながら素直じゃないなとは思うよ。
ホントは、寂しかったよとか来てくれて嬉しいよとか、口に出して伝えてあげれば喜ぶのは分かってる。
でもそれをして、そんな風に思ってるのが自分だけだって、思い知らされるのは怖いの。
リーダーがそんな人じゃないってことは、嫌って言うほど分かってるけど・・・悪い癖だね。

ふっと目を開けた時に、ちょうどシャワーから戻って来たリーダーがオレのベッドに潜り込んで、背中から包み込むように腕を回して抱きしめた。

「酒くさーい。」
「歯ぁ磨いてきたんだけどな。」
「うん。だからミントのお酒みたいな匂いになっちゃってる。」
「爽やかだろ?おれみたいに。」
「ふははっ、どこが!」

オレは、リーダーの中の爽やかさを探すふりして、寝返りを打って彼に向き直った。


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2015.02.12 Thu l 大宮 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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