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いらっしゃいませこんばんはm(__)m
本日も当サイトへお越しいただき、誠にありがとうございます(つ∀`).+°o*。.

そういえば、何話あるのか言ってなかったですね・・・Σヽ(゚Д゚○)ノ
全7話ありました!!

最初に言えよって?
・゚・(●´Д`●)・゚・ごめんなさい
本日の「Blue」が第4話になるので、コレ含めあと4回(*`・ω・)ゞデシ

あ、カレンダー見ちゃいました??
そうなんです。
12月にかかっちゃいます(*´σー`)エヘヘ

( ´Д`)=○ )`ъ')・:'.,スイマセ・・・ッ

STの腐向けの百合赤半ナマです。
18禁ではないですが、意味が分からない方、半ナマが苦手な方には
お勧めいたしません。
大丈夫な方のみお進みくださいませ(。っ・∀・)っドゾォ☆
第一話はこちら→「それぞれの。-White-」


◆・.。*†*。.・◆・.。*†*。.・◆・.。*†*。.・◆・.。*†*。.・◆


Blue





「青山さんは、好きな人とかいないの?」

群馬から埼玉の捜査本部へ向かう途中、桃子さんが車の運転をしながらそんなことをボクに問いかけてきた。

人が話題を持ち掛けるときを大きく三つのパターンに分けるとしたら、その場を取り繕うもしくはごまかすためかその話題自体に興味があるか本当は自分がその話をしたいかのどれかだ。
その場を取り繕うというのは、「今日は天気がいいですね」などといった、お互いがお互いをまだよく知らない場合にも用いられることが多い。
共通の話題が少なくて会話が成り立たずその場の雰囲気の居心地が悪いから、それをどうにか改善しようとする行為ってわけ。

でも、桃子さんとボクは既にそういうよそよそしい間柄ではない。桃子さんにプロファイリングのことを色々教えているうちにボクが彼女のことを「桃子さん」と呼べるほどには仲良くなった。
だから桃子さんはこの場が居心地悪いと感じているわけではない。
だとすると、単純にボクへの興味か、自分の好きな人について聞いてほしいかのどちらか。
将来のことを考えて買ったマンションのローンを一生懸命働いて返していると聞いたから、今度は結婚を意識しているのか。だとすると後者だな。

「えー?そういう桃子さんはどうなのさ。」
「・・・ねぇ。今私のことプロファイリングしたでしょ。そんなことしなくても、別に他意はないわよ。」
「・・・ごめん。何の脈絡もなかったから、どういう意図で聞いたのかなと思ったんだ。」
「そういう時はね、なーんにも考えずに一番最初に『なんで?』って聞けばいいの。」
「・・・はーい。」

STは、キャップがいなくなってからその代わりを務めるかのように桃子さんがボクらの面倒をみてくれている。今のキャップである池田さんは相変わらず忙しいから。
飛び級でアメリカの大学院を卒業したボクは、科捜研でもSTでも、会議でも現場でもどこへ行っても一番年下だ。
そんなボクにとって桃子さんは、こんな言い方くすぐったすぎてあまりしたくないけど、姉のような存在と言ってもいい。
プロファイリングのセンスは今のところ残念ながらあまり感じられないけど、そうだな・・・きっと、ボクのことを『心配』してくれてる人。

「好きな人なんて、いないよ。」
「・・・そうかぁ。青山さんにとっては、いわゆるフツーの人じゃ、物足りないのかもね。」
「うーん・・・自分のことはよく分からない。」
「やっぱり赤城さんみたいな、頭のいい人が好き?」
「うー・・・ん・・・どうかな・・・」

赤城さんのことは、好き、なんて甘酸っぱい言葉だけでは表現できない。
分析官としての赤城さんはボクなんか足元にも及ばない。そういう面では科捜研にいた頃からひたすら尊敬してる。
でも人としては、潔癖症をこじらせた秩序恐怖症を抱えるボクが言うのもなんだけれど、精神的には未開発な部分も多いからボクよりずっと子供みたいなところもあるし、キャップと離れて一人で現場に赴くことが多くなったとはいっても相変わらずの対人恐怖症だし、そもそもコンプレックスが強い人間っていうのは自己肯定値が低いから、他人から自己を否定されることを恐れるあまり却って攻撃的になるいわゆる俺様だ。つまり、面倒くさい。

『やつがいなくなったら、俺は、どうなる。』
だから、モモタロウ事件に挑んでいた時に赤城さんがボクに問いかけた言葉。あれには本当に驚いた。
あんな風に、赤城さんが誰かに依存していたことなんて、これまでなかったから。

ボクにとっての赤城さんは、その天才的な分析能力には絶対の自信を持っていてそしてそれは間違っていたことはなくて、それだけで対人恐怖症とか引きこもりとかそういう彼の弱い部分を凌駕してしまっていた。
だけど、誰かの存在如何で自分の存在価値が揺らいでしまう弱い赤城さんは、ボクには受け入れることができなかった。
それは、今までのボクの赤城さんに対するイメージという秩序を乱すことだったけれど、それを居心地がいいと思うことはできなかったんだ。

「ボクは無意識のうちに相手をプロファイリングしてしまうから、たとえ好きな人ができても好きじゃなくなっちゃうんじゃないかな。」

ボクはたぶん、赤城さんを好きなわけじゃない。
ボクにはたぶん、恋はできない。



一時間程車に揺られて、埼玉の捜査本部に到着した。
どこも捜査本部は無秩序だ。安心する。空気がおいしい。

「ここも素敵だねぇ。情報が飛び交って物が散乱して最高に散らかってる。」
「もう、またそんなこと言って。」

ご苦労様です、と所轄の捜査員に挨拶をされながら案内をされたのは道場のような所。ような、というか、実際武道場なのだそうだ。

昼過ぎにここへ到着したキャップは、控室にいるらしい。
「STの赤城さんも先ほど現場から戻られて、あちらにいるはずですよ。」

会議のために板張りの剣道場に机が並べられてあり、その隣の畳敷きの柔道場は捜査員たちが布団を並べて寝起きをする場所になっていて、所轄の彼があちら、と示した控室とはどうやら柔道場の向こう側、カーテンで仕切れるようになっている六畳程の畳の小上がりのようだ。

「キャップー、赤城さーん。」
赤城さんからキャップの話は聞いていた。警察庁刑事局特殊犯罪対策室室長、なんて大仰なものになってしまったとたんにこれまで以上に忙しさを増し、帰ると言った時間に帰って来たためしがないとか、現場を離れたんだから非番の日くらいゆっくりしてればいいものを、いざ事件が起これば現場の捜査員が命を張って捜査をしてくれているのに、その対策室の室長がのんびりしていたら申し訳ないと言っては赤城さんを一人部屋に残し出かけて行ってしまうとか。

・・・うん。まああれだね。これは惚気だね。それは分かっているけど、赤城さんがそんな惚気にしか聞こえない愚痴を言えるのはSTメンバーをおいて他にいないわけだし、何より面白いからボクは聞いてあげている。翠さんなんて、また始まったと言わんばかりにおもむろにヘッドフォンをしてシャットアウトしちゃうし、黒崎さんも山吹さんも、聞いているようで聞いていないようなものだから。
とにかく、室長になってからのキャップの様子も赤城さんによってつぶさに伝わってはいたけれど、実際に本人に会うのはモモタロウ事件解決以来初めてだ。

きちんと畳まれてきれいに並んだたくさんの布団を一つずつ蹴散らしてぐしゃぐしゃにしたい衝動を抑えながら、ボクたちは控室に向かった。


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2014.11.22 Sat l ST l コメント (0) トラックバック (0) l top

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